エネルギー・地球温暖化

2006年07月18日

 

三菱東京UFJ銀行、あきた「市民風車」に融資

Keywords:  再生可能エネルギー  NGO・市民  企業(非製造業) 

 

三菱東京UFJ銀行は2006年4月27日、市民出資型の風力発電プロジェクトへの融資を行ったことを明らかにした。メガバンクでは環境に配慮する企業向け融資の取り組みを始めているが、市民風車に対する融資は同行が初めて。

同行が融資したのは、有限責任中間法人あきた市民風力発電が秋田市向浜に設置した2号機「竿太朗」と有限責任中間法人秋田未来エネルギーが同市飯島に設置した3号機「風こまち」の建設費用など。総事業費約6億8000万円のうち、市民出資は4億300万円、残りは新エネルギー・産業事業総合開発機構(NEDO)からの補助金。今回の融資は補助金が交付されるまでのつなぎとして実施された。

風車は1基当たり出力1500キロワットで、06年3月末より運転を始めている。発電した電力は東北電力に販売され、その収益は出資者に配当されるシステム。市民出資による風車建設はドイツやデンマークで始まり、日本でも2001年、北海道で1号機が始動して以来、今回で7機目、8機目となる。

両中間法人は独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より05年度地域新エネルギー導入促進事業補助金交付決定を受けた。また、三菱東京UFJ銀行は05年秋に「環境融資室」をもうけ、新エネルギー開発やリサイクルといった環境ビジネスへの融資に力を入れている。



http://www.wenet-akita.jp/




登録日時: 2006/07/18 10:43:12 AM

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