エネルギー・地球温暖化

2005年04月15日

 

産総研、次世代多機能窓ガラスを開発

Keywords:  省エネ  大学・研究機関  環境技術 

 

産業技術総合研究所(産総研)は、2004年10月27日、環境温度の変化に応じて太陽光線を自動的に調節する次世代多機能窓ガラスの開発に成功したと発表した。建築物の省エネルギー対策では、窓部分からの光熱の出入りを制御することが重要であり、産総研では次世代型省エネ快適窓ガラスの開発を目指して研究を行ってきた。

今回、高性能化および多機能化を図ることができる多層薄膜構造を世界で初めて考案し、これにより可視光透過率40-60%、太陽光調光率が従来の倍以上の性能を持つガラスの開発に成功した。本ガラスは、夏は日射を遮断、冬は日射を導入できる、また、その切り替えが摂氏30度付近を境界に環境温度に応じて自動的に行われる。

産総研では、多機能化および製造法を確立したことによって、自動調光機能以外にも、高断熱、紫外線遮断、光触媒によるセルフクリーニング機能など、複数機能を一体化することができるとしている。




http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2004/pr20041027/pr20041027.html


登録日時: 2005/04/15 09:26:23 AM

英語記事はこちら


 


 

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