生物多様性・食糧・水

2004年11月04日

 

徳島県「地産地消給食」をスタート

Keywords:  食糧  NGO・市民  地方自治体  市民社会・地域 

 

地元で収穫された農作物を学校給食に利用する「地産地消給食」が2004年6月から、徳島県教育委員会により、指定されたモデル校ではじまっている。以前より一部の学校で実施されていたが、全てのモデル校で、それぞれの地域で季節に応じて収穫される野菜類を中心に給食に利用する試み。

指定を受けたのは、県内3町村(山城町・海部町・佐那河内村)の幼稚園から中学校14校。食に関する指導ができる学校栄養職員がいること、地元の流通関係者や生産者の連携体制が整備されている地域であることなどの条件でモデル校を決定した。

地場産物の活用促進をはかる一方で、児童生徒に地域の産業・文化などへの理解や関心、自然の恵みや生産に携わる人々への感謝の心を育ませることなどを目的としている。地元の食材を利用していくことで、どのような方法で栽培されているかなどが把握でき、安心できる食材の供給が図られる効果も期待される。

体験学習としてじゃがいも掘りや稲作体験なども実施。児童生徒たちにとっては、自分たちで収穫した野菜類を給食で食べることにより、地域の農業への理解や人々との交流を深める貴重な体験となっている。



http://our.pref.tokushima.jp/ourtoku/0408/b_2.pdf




登録日時: 2004/11/04 04:12:44 PM

英語記事はこちら


 


 

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