エネルギー・地球温暖化

2004年08月17日

 

中小テナントビルの省エネルギー(CO2削減)対策を支援 東京都

Keywords:  省エネ  企業(非製造業)  地方自治体  地球温暖化  政策・制度 

 

東京都環境局は、都内にある中小テナントビルの所有者を対象に、オーナーとテナントが協力して実施するビルの省エネルギー(CO2削減)対策費用の一部を補助すると発表、公募を開始した。

募集期間は2004年6月3日から2004年7月26日までであったが、申請額が予定に満たなかったため2004年8月3日から8月31日まで追加公募を実施しており、審査委員会において交付者を決定する。補助額は対象経費の3分の1、1,000万円を上限とする。補助総額は2億円で、全額環境省の石油特別会計から補助を受ける。

対象となるのは、延床面積が3,000平方メートル以上10,000平方メートル未満で、燃料使用量(原油換算)1,500kl/年未満、かつ、電気使用量600万kWh/年未満のビル。ビルオーナーと3つ以上のテナントが参加した協議会を設置すること、運用と設備両面から省エネルギー対策の計画を策定し実施すること、東京都とCO2削減協定書を締結することが条件。

東京では業務部門のCO2排出量が3割を占めており伸びも大きいため、オフィス等の温暖化対策の強化が必要。今回の支援から、省エネルギー対策の効果やビルオーナーとテナントの協力体制のモデル例などを得て、今後広く普及し、温暖化対策を推進していく考え。





登録日時: 2004/08/17 09:47:13 AM

英語記事はこちら


 


 

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