3R・廃棄物

2004年08月09日

 

北九州エコ・コンビナート構想検討委員会、実施される

Keywords:  3R・廃棄物  企業(製造業)  再生可能エネルギー  地方自治体  政府  政策・制度  省エネ 

 

九州経済産業局と北九州市は「北九州エコ・コンビナート構想検討委員会」を設置し、平成15年11月-平成16年3月の間、4回検討を行った。鉄鋼・化学など、数多くの企業が業種・企業体の枠組みを超えて連携することにより、コンビナートにおける省エネルギー・省資源をつうじた競争力の強化を図るとともに、産業圏と生活圏との連携を進め、先進的な資源・エネルギー循環型都市を構築することを目指すもの。この委員会には新日本製鐵、三菱化学、住友金属小倉、三井鉱山など15社が参加した。

委員会では主に、(1)工場排熱などの未利用エネルギーを、他の企業や隣接する生活圏で利用すること、(2)工場、地域から生じる副産物・廃棄物を都市レベルで循環し資源化することなどの可能性について検討した。また、コンビナート内での水素供給ポテンシャルに着目し、今後の水素社会に向けた検討などが行われ、その可能性やポテンシャルの具現化に向けた課題及び取組方策について提案を示した。

地域の資源やエネルギー利用の最適化を図ることで、環境問題に寄与するだけでなく、企業の競争力のアップにもつながると期待されている。

1997年に経済産業省と環境省がゼロエミッション構想の推進による新たな環境まちづくり「エコタウン事業」を創設して以来、北九州市ではエコタウン事業を積極的に展開しており、このエコ・コンビナート構想もポストエコタウン事業の一つとして位置付けることができる。



http://www.kitaq-ecotown.com/


登録日時: 2004/08/09 11:33:59 AM

英語記事はこちら


 


 

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