エネルギー・地球温暖化

2004年07月31日

 

太陽電池で発電し他機器に給電

Keywords:  再生可能エネルギー  エコ・ソーシャルビジネス  企業(非製造業)  環境技術 

 

NTTアドバンステクノロジは、太陽電池で発電した電力を他機器に給電する「ポケットエナジー」を6月末に発売予定。3-8Vの幅広い機器を充電できる汎用性が特徴。充電する機器に合わせたケーブルを用意するだけで、出力電圧を自動的に設定する。蓄電池の容量は、携帯電話の内蔵電池2個分に相当する約5wh。

ポケットエナジーは従来方式に比べ晴天時で約1.5倍の電力を蓄積し、携帯電話内蔵電池1個分を約2時間で充電する。なお、蓄電池は500サイクル以上の寿命が期待できるので、単三アルカリ乾電池に換算すると、1,000本分以上のエネルギーがクリーンに利用できることになる。また、従来方式では困難だった間接日照(晴れた日の北側窓面)などの条件においても蓄電できる。

近年、携帯電話・PDA・ディジタルカメラなどの携帯機器の急速な普及と高機能化に伴い、エネルギー消費量も大幅に増加し、いつでもどこでも手軽に使え、環境負荷の小さな携帯機器用電源のニーズも高まっている。

今回の技術のポイントは、NTTが開発により世界で初めて実現した「単セル太陽電池発電モジュール」と「出力自動設定」。今後の展開として、商用電源の利用が困難な遠隔モニタリング装置やマイクロ燃料電池などへの応用開拓を進める方針。





登録日時: 2004/07/31 09:56:58 AM

英語記事はこちら


 


 

このページの先頭へ