2004年07月29日
Keywords: 省エネ NGO・市民 地球温暖化 政策・制度
WWFジャパンは2003年10月30日、2020年の日本の電力部門におけるCO2排出量は2000年比で20%削減可能であるという研究レポートを発表した。
電力は石油・石炭・ガスなどの化石燃料に大きく依存している。全世界で電力部門からのCO2排出量は総CO2排出量の37%を占め、温室効果ガス排出の大きな要因となっている。
本レポートによると、エネルギー効率改善と再生可能エネルギーへのシフトを重点的に進めた場合、日本の電力部門の2020年のCO2排出量は2000年レベルに比べて20%の削減が可能。一方、日本経済のトレンドやエネルギー政策が現状のままであると16%増加する。
さらに再生可能エネルギーの促進、電力需要削減への投資は、再生可能エネルギーの導入による燃料費や設備コストの減少によってほとんど相殺され、電力部門におけるCO2削減が経済的にも実現可能であると述べている。
http://www.wwf.or.jp/activity/climate/lib/powersw/index.htm
登録日時: 2004/07/29 11:25:34 AM
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