エネルギー・地球温暖化

2004年02月16日

 

「やまがた夏のエコスタイル・キャンペーン」

Keywords:  省エネ  交通・モビリティ  地方自治体  地球温暖化  政策・制度 

 

山形県は、2003年7月から9月までの3ヶ月間実施した「やまがた夏のエコスタイル・キャンペーン」の結果を発表した。このキャンペーンは地球温暖化の防止に全県を挙げて取り組もうというもので、重点項目として(1)執務室、会議室の冷房温度を28℃に設定、(2)ノーネクタイなど暑さをしのぎやすい服装の奨励の2点をあげ、122の事業所が参加した。

2点の重点項目については、参加事業所の約7-8割が実施。期間中の電気使用量については、回答を寄せた事業所のうち約9割で前年に比べ減少となり、コストの削減や経費の節約につながった。環境配慮の意識が高い事業所が参加したことや記録的な冷夏だったことも要因と考えられている。

窓ガラスに直射日光の影響を軽減するフィルムを貼付、近隣への移動は自転車を奨励、毎週水曜日を定時退社の日に指定するなど独自の取り組みや工夫も見られた。しかし、その他の取り組みのうち、公共交通機関の利用奨励、ノーマイカーデーの実施、自転車通勤の奨励といった項目の達成状況は低く、車社会としての山形県の実情が反映された結果となった。






登録日時: 2004/02/16 09:12:27 AM

英語記事はこちら


 


 

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