エネルギー・地球温暖化

2003年10月05日

 

東京都、未処理下水による地域冷暖房システム

Keywords:  再生可能エネルギー  地方自治体 

 

東京都下水道局の後楽ポンプ所には、未処理下水を利用する国内初の環境保全型地域冷暖房プラントが設置されている。21.6ヘクタールに供給。

下水の持つ熱特性を利用し、化石燃料の使用を伴わないことから環境保全効果があり、また、都市排熱の有効な回収手段としてヒートアイランド現象への対策としても評価されている。

下水は水量が安定しており、水温は外気温度に比べ夏は低く冬は高い。この特性をヒートポンプ熱源に利用することで、個別冷暖房と比べ、エネルギーを40%削減、NOx、COxを52%削減、SOxを65%削減するほか、冷却塔冷却水を使用しないため、節水効果も高い。

東京都水道局では、この下水の熱利用システムを昭和62年1月、落合処理場に導入して以来、現在では、12か所の下水道施設内の冷暖房に利用している。



http://www.nef.or.jp/award/kako/h08/syo12.htm


http://www.gesui.metro.tokyo.jp/kanko/kankou/kankyou/guide04.htm


登録日時: 2003/10/05 06:26:14 AM

英語記事はこちら


 


 

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