2003年09月27日
Keywords: 政策・制度 企業(製造業) 政府 水 生態系・生物多様性
サントリーは、2003年7月23日、熊本県の阿蘇外輪山に広がる国有林で、国の"法人の森林(もり)"制度を活用して進めていた「天然水の森」計画の整備を完了した。敷地面積は約100ヘクタール。
「法人の森林」制度とは、農林水産省・林野庁が森林資源の造成を目的に推進する制度。「天然水の森」は、涵養林の育林や間伐等を進めながら、水源の森として維持しつつ、森林内の施設整備を行い、歩道やベンチなどを設置した、人々が自然と接することのできる憩いの森として整備を進めてきた。
同社は、「サントリー森と水の学校」で森と水(自然)をテーマにした五感による体験学習を子どもたちに提供するほか、社員の林業体験研修の場など、環境教育の場として「天然水の森」を活用していく考え。
日本のビール会社は、製品の原料のほとんど(大麦やホップ、果実、水など)が自然の恵みで成り立っていることから、水資源涵養機能の高い森林づくりに関心を寄せ、活動しているところが多い。サントリーは特に、熊本県に「サントリー九州熊本工場」が最近竣工したことから、その水源にあたる阿蘇外輪山に広がる国有林で健全な森づくりに取り組んでいる。
http://www.suntory.co.jp/news/2003/8509.html
登録日時: 2003/09/27 11:51:50 AM
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