2003年06月08日
2003年3月5日、丸紅株式会社と電源開発株式会社(J-POWER)は、スペインガリシア州にある風力発電事業会社『SEC社』を買収したと発表した。
丸紅とJ-POWERが共同出資(丸紅50%,J-POWER50%)して設立した持株会社『SEC Hold Co社』が、プロジェクトファイナンスを組織した上で、風車メーカーであるスペインにある『ガメサ社』から、『SEC社』の全株式を買い取ったもの。買収金額は76,500万ユーロ(約100億円)。
スペインは、地球温暖化政策に積極的なEUの一国として再生利用可能エネルギーの開発を積極的に進めている。風力発電はドイツに次ぐ世界第2位の大国。
丸紅では、すでにEU各国で再生可能エネルギーの推進及び、発生する電力・各種ベネフィット(グリーン証書、環境税免税特典)の流通に向けた制度の整備を進めており、今後は西、英、独間での風力発電の開発や、英国での中小発電社からの電力及び付随ベネフィットの販売事業、欧州復興開発銀行(EBRD)と協調した、中・東欧での事業への投資などに取り組んでいく予定。J-POWERにとっては、海外における風力事業は今回が初となる。
http://www.jpower.co.jp/news_release/news198.html
http://www.marubeni.co.jp/news/nl/nl030305.htm
登録日時: 2003/06/08 01:36:21 PM
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