エネルギー・地球温暖化

2003年03月30日

 

2001年度のエネルギー起源の二酸化炭素排出量、2.7%減

Keywords:  省エネ  お金の流れ  地球温暖化  政府 

 

2003年1月31日に資源エネルギー庁から発表されたエネルギー需給実績によると、2001年度のエネルギー起源のCO2排出量は、前年度に比べ2.7%減少した。一人当たりCO2排出量も2.9%減少したが、1990年度と比較すると、それぞれ6.3%増、3.3%増となっている。

また、一次エネルギー総供給は、景気の悪化に伴いエネルギー消費量が大幅に減少したことを受け、前年度比で2.6%減少(90年度比13.7%増)した。最終エネルギー消費も1.1%のマイナス(同18.5%増)となっている。先述のCO2排出量の減少も景気の悪化が原因と見られる。

消費量を部門別に見ると、産業部門と家庭部門がそれぞれ対前年度比3.9%減、2.7%減であったのに対し、業務部門と輸送部門がそれぞれ同6.1%増、0.5%増と増加している。業務部門の増加要因は、事業所等の延床面積の増加、情報化の進展や営業時間の長時間化など。

エネルギー源別に見ると、石炭は電力向けを中心に3.6%増加したが、石油は、景気の低迷及び暖冬の影響を受け、6.3%減と大幅に減少。また原子力、水力、地熱などの非化石エネルギーも軒並み減少した。




登録日時: 2003/03/30 03:04:32 PM

英語記事はこちら


 


 

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