政策・制度・技術

2002年08月24日

 

世界初 黄砂発生から日本への飛来までの全過程観測に成功 

Keywords:  環境技術  企業(非製造業)  大学・研究機関  政府 

 

文部科学省、気象庁気象研究所などの日本の政府系研究機関、大学、民間企業 と中国科学院傘下の研究所が2000年4月から5年計画で実施している日中共同研究「ADEC(Aeolian Dust Experiment on Climate impact)プロジェクト」は、 2002年春に実施した特別観測の中で、タクラマカン砂漠で黄砂が発生する様子 をとらえることに成功した。

2002年春の特別観測は、4月8日から2週間にわたり、日本国内、タクラマカン砂漠、敦煌など中国国内の黄砂の発生域を含む11か所の観測拠点で行われた。
発生から日本への飛来までの全過程を総合的に観測で捉えたのは世界でも初めて 。

2002年1月から4月にかけて日本国内で黄砂を観測した延べ日数は、1967年の観測開始以来最多の962日。2002年は日本への黄砂飛来が激増した 。(気象庁では全国123地点で黄砂の観測を実施しており、1地点で観測された日を1日として延べ日数を計算している)



http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/chousei/news/2002/news230.htm




登録日時: 2002/08/24 02:43:47 PM

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