エコ・ソーシャルビジネス

2002年08月24日

 

NEDO、新型太陽電池の開発スケジュールとコストダウン目標

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業)  再生可能エネルギー  大学・研究機関  政府  環境技術 

 

太陽光発電は住宅用を中心に着実に普及が進んでおり、2001年の統計では、累計で45.2万kWの太陽光発電システムが国内に設置されている。年間生産量は18万kW弱と世界の約45%を占め、世界をリードしている。

最大の課題は発電コストが高いこと。現在の住宅用システムの平均発電コストは、補助金を除外して計算すると66円/kWh程度と、家庭用電力料金の約3倍。このため、システムコストの50%以上を占める太陽電池本体の低コスト化が不可欠。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)では、民間企業や大学などに研究開発を委託する形で、2つの方向から国家プロジェクトを進めている。
(1)2005年までに、薄膜系などこれまでに開発された要素技術をさらに進化させ、高性能化する。(コストダウン目標は22-23円/kWh:家庭用電力料金並み。)
(2)2010年までに、革新的発想に基づく、新規材料/製造方法などを探索し、可能性を見極める。(コストダウン目標は15円/kWh以下:平均的な業務用電力料金並み。)






登録日時: 2002/08/24 06:16:49 AM

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