2018年02月24日
Keywords: 企業活動 教育 生態系・生物多様性 食糧
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北海道は2017年12月28日、第1回「未来へつなぐ!北国のいきもの守りたい賞」の受賞者を発表した。生物多様性の保全等を推進するため、道内で生物多様性の保全等に関して、優れた活動・模範的な活動を行う企業、団体、個人を表彰する制度で、2018年2月1日に表彰式が行われた。
企業部門では、「びっくりドンキー」などのファミリーレストランを展開する株式会社アレフ(以下、アレフ)が、北海道指定外来種トノサマガエルの駆除活動で受賞。パンフレットなどにおいて、トノサマガエルが国内外来種であることや、トノサマガエルを切り口にして生物多様性を分かりやすく説明していることなど、外来種問題について環境教育として広く普及啓発している点が評価された。
トノサマガエルは、本来北海道にいないカエルだが、人間活動による持ち込みと遺棄により1993年以降、道内各地で確認されるようになっている。アレフは、恵庭市えこりん村にある体験田「ふゆみずたんぼ」において、国内外来種であるトノサマガエルの駆除イベント「トノサマガエルを捕まえろ!大作戦」を開催。毎年のべ1,000名近くの一般参加者へ、生物多様性の保全についてのレクチャーと外来種問題の普及啓発活動を続けている。
アレフでは、特定外来生物のセイヨウオオマルハナバチの駆除活動も実施しており、これらの取組をステップとして、さらなる外来種の対策に取り組んでいくことが期待されている。