2013年12月20日
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環境省は2013年7月1日、気温が30度を超える日が続くことや熱帯夜の日が増えることによる熱中症の多発から、ヒートアイランド対策推進会議において「ヒートアイランド対策大綱」を見直し、改定したと発表した。
同省と国土交通省が2004年に策定し推進してきた同対策大綱は、都市構造の改善が主な対策で中長期的な視点だったため、短期的な対策が課題となっていた。今回の改定では、従来の取り組み「人工排熱の低減」「地表面被覆の改善」「都市形態の改善」「ライフスタイルの改善」に加え、「人の健康への影響等を軽減する適応策の推進」を新たに追加した。
追加された「適応策」には、熱中症予防情報として5段階の"暑さ指数"を算出することで「暑い日は外出を控える」「室内では室温の上昇に注意する」、「アサガオやゴーヤなど緑のカーテンで建築物の壁面や窓の外側を覆う」などの具体的な対策を盛り込んだ。
同省は、施策の充実や各種の目標値などを見直すことにより、ヒートアイランド対策を一層強化する考え。