政策・制度・技術

2013年05月09日

 

ミドリムシを主原料とするバイオプラスチックの開発に成功

Keywords:  環境技術  大学・研究機関 

 

JFS/Euglena-based Bioplastic Developed
Copyright 産業技術総合研究所


産業技術総合研究所は2013年1月9日、日本電気、宮崎大学と共同で、微細藻の一種であるミドリムシから抽出される成分を主原料とした微細藻バイオプラスチックを開発したことを発表した。熱可塑性と耐熱性に優れ、植物成分率が約70%と高いことが特徴。

科学技術振興機構(JST)の先端的低炭素化技術開発の一環として行われた研究で、非食用植物資源由来の多糖類を利用し、高い温暖化ガス削減効果を実現する革新的なバイオプラスチックの開発を目的としている。

ミドリムシは高濃度の二酸化炭素を直接利用でき、高い光利用効率の実現が可能であり、さらに食品工場などから出る安全な廃液を用いて培養ができるため、プラスチック製造にかかるエネルギーの削減につながりうると期待されている。

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