関西電力　大口顧客とネガワット取引

関西電力は2012年6月21日、電力需給の安定化に向けた取り組みとして、関西電力管外の大口の顧客を対象に2012年7月2日から9月7日までの期間、ネガワット取引を実施すると発表した。この夏に心配されている電力需給逼迫への対策の一環。

中部電力、北陸電力、中国電力管内の契約電力500キロワット以上の顧客が対象で、節電の調整ができる電力量（キロワット）、及び希望販売価格を仲介業者のアグリゲーターに提出する。需給逼迫が予想される日の前週の金曜日から前日までの間で、供給電力の追加が必要と想定される日毎に入札を実施する。

単価が安価な順に募集キロワットに達するまで落札者を決定。集めた電力によって生じる余力を関西電力に融通送電する。ただし中部電力、北陸電力、中国電力管内毎に合計1,000キロワット以上の送電ができることが条件。