政策・制度・技術

2011年12月24日

 

富士ゼロックス 植物由来成分50重量%以上のバイオプラスチック開発

Keywords:  環境技術  企業(製造業) 

 


オフィス機器製造大手の富士ゼロックスは2011年9月20日、植物(飼料用とうもろこし)由来成分を50重量%以上含むバイオベースプラスチックを開発し、日本バイオプラスチック協会「バイオマスプラ50マーク」の認証を取得したと発表した。

同社は2007年に植物由来の成分を30重量%以上含むバイオプラスチックを材料とする部品を商品に導入していたが、この材料は植物由来成分であるポリ乳酸と石油系材料との複合樹脂である。新開発のバイオベースプラスチックは、ベースとなるプラスチック成分をポリ乳酸のみとしており、現行材料との比較でCO2排出量を約41%削減できた。

一般的に、植物由来成分が増加すると、難燃性、柔軟性が悪化し、水分等による分解もおこりやすくなるが、新材料は、複数の添加剤を組み合わせることで、難燃性を現行材料より向上させ、かつ分解を抑制している。さらに現行材料同様の強度も確保している。今後、現行材料を新開発材料に順次入れ替える予定。

開発にあたっては、グループ企業である富士フイルムとの技術協力、量産化においてはユニチカ社の協力を得た。今後とも各社と協力して、環境に配慮した材料の開発を進める考え。

富士ゼロックス 植物由来成分30重量%以上のバイオマスプラスチックを開発(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024633.html

登録日時:2011/12/24 06:00:15 AM

English  

 

参照元

富士ゼロックス 植物由来成分を50重量%以上含むバイオベースプラスチックを開発
http://www.fujixerox.co.jp/company/news/release/2011/0920_bio_plastic.html


 

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