2011年12月01日
Keywords: 3R・廃棄物 企業(製造業) 再生可能エネルギー 地方自治体
日本製紙は2011年8月22日、東日本大震災で被害を受けた宮城県の石巻工場において、工場の1号バイオマスボイラーの連続運転を開始し、併設されているN1タービンも本格的に自家発電を開始したことから、震災で発生した木質系瓦礫を燃料として受け入れると発表した。これは、宮城県知事からの要請に協力するもの。
1号ボイラーは木くずを燃料としているため、宮城県との協議の結果、同社は広域石巻圏(石巻市、東松島市、女川町)における瓦礫を破砕処理して燃料とし、同ボイラーで焼却する。まずは試験的に石巻工場に瓦礫を搬入し、宮城県との契約に基づき、年間約12万トンの瓦礫を燃料として活用していく予定。
なお、石巻工場で発電した電力の一部は、東北電力に対し最大4万キロワット(一般家庭約10万世帯相当)を供給することとし、同年8月21日より送電を開始している。
震災後の本格的な復興に向け、津波の被害が大きかった被災地域では、瓦礫の処理が課題となっているため、同社の試みは復興に大いに貢献することとなる。
持続可能な原料調達で、世界トップ5の製紙企業グループを目指す
~ 日本製紙グループ
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登録日時:2011/12/01 06:00:15 AM
日本製紙 石巻工場で東日本大震災の木質系瓦礫を燃料として受け入れ
http://www.np-g.com/news/news11082201.html