政策・制度・技術

2011年10月14日

 

東芝 持ち運びできる有機EL照明器具を被災地避難所に贈呈

Keywords:  環境技術  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業) 

 

東芝は2011年5月30日、従来から開発中の有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)に、可搬性や調光等の仕様を加えることで、被災地避難所用の照明器具を開発したと発表した。同社は避難所への贈呈用に100個を製造することを決め、まずは宮城県気仙沼市の避難所に50個を贈呈した。

この有機EL照明器具は、乾電池や太陽光充電池による駆動で持ち運びができることに加え、有機材料からなる数100nmの薄膜に電流を流すことでLEDや白熱電球のような点状の光源と比べて広い平面で発光するため、目にやさしい、やわらかな光を実現できる。

また、光源パネル自体が器具にほぼ相当し、光の利用効率が高く節電効果が大きいことから、省エネかつ薄くて軽い面状の光源として幅広い用途での日常的な利用が見込まれている。照明器具に内蔵したUSBターミナルを介して太陽光充電池に接続することで、さらに長時間の点灯も可能になる。

登録日時:2011/10/14 06:00:15 AM

English  

 

参照元

持ち運びできる有機EL照明器具を被災地避難所に向け提供
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2011_05/pr_j3002.htm


 

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