日本初　ミカンの搾りかすから作るエタノール製造プラントが完成

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ジュースなどを製造する「えひめ飲料」の松山工場で2010年10月25日、ミカンの搾りかすからバイオエタノール燃料を製造する実証プラントが完成した。

環境省地球温暖化対策技術開発事業により、愛媛県が愛媛大やえひめ飲料などと共同で技術開発したもので、ミカンからエタノールを製造する施設は全国で初めての取り組み。工場の敷地内に高さ18メートルの発酵槽や蒸留塔などを建設、ミカンの搾りかすから作る脱汁液100立方メートルから５キロリットルのエタノールを製造する。できたエタノールをすべて自動車用燃料で使用した場合、同量のガソリン使用に比べて6.4トンの二酸化炭素が削減できる。

11月中旬から2011年２月末まで製造実験を行い、自動車用燃料用は外部の分析機関で分析・評価を行う。公用車の燃料や化粧品の原料として利用することも検討する。完成式では、加戸守行愛媛県知事はじめ、関係者がプラント前でテープカットを行った。

愛媛県　みかんの搾りかすからバイオ燃料製造を目指す（関連のJFS記事）
http://www.japanfs.org/ja/pages/030161.html

登録日時： 2011/03/06 06:00:15 AM