交通・モビリティ

2010年07月25日

 

関西中小企業4社連携で電気自動車を開発

Keywords:  交通・モビリティ  企業(製造業)  省エネ 

 

JFS/Four Small Factories Jointly Develop EV
Copyright 株式会社 淀川製作所


金属加工業の淀川製作所など関西中小企業4社が、「あっぱれEVプロジェクト」を立ち上げ、3人乗りの3輪型小型電気自動車(EV)「Meguru」を開発した。2010年4月5日に完成披露。このプロジェクトは、モノづくりの街として栄えた守口市の地場産業の再生・活性化を目指し、4社共同で電気自動車の開発を行ったもの。

「Meguru」のバッテリーは、カセット交換式リチウムイオンで、通常の家庭用コンセントで充電が出来る。急速充電器を使用し、約1時間でフル充電が可能。1回の充電による走行距離は40kmで、最高時速40km。室内灯はLEDで、暗闇では行灯のような光を放つ。名前は、環境の「環」の字を取り「Meguru」と名づけられた。

車体は牛車をイメージしたデザインで、色は鳥居の朱色を用い、塗装は漆塗り。また、車体に渦巻き柄の和紙を被せ、循環型社会を表現している。扉も和紙素材で、見た目は番傘だが扇子のように開閉する。更に天井も和紙貼り、床は竹敷き、ハンドルにも籐が巻かれ、デザインは徹底して和にこだわった。

今後は、地産地消の自動車メーカーを目指し、町の観光タクシーや高齢者の移動に利用できるよう、一般販売に向けて量産化も視野に入れて検討する。

京都名産の竹を使って「竹かご型電気自動車」開発(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/028904.html

淀川製作所 あっぱれEVプロジェクト
http://www.yodogawa-ss.com/ev_Project/html/page_01_1.html
http://www.yodogawa-ss.com/ev_Project/html/page_01_2.html
http://www.yodogawa-ss.com/ev_Project/html/page_05.html

登録日時:2010/07/25 06:00:15 AM

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