2014年05月15日
Keywords: 交通・モビリティ 再生可能エネルギー 地方自治体
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「世界の環境首都」を目指したまちづくりを行っている北九州市は2014年2月10日、二酸化炭素など廃棄物を一切排出しない「ゼロエミッション交通システム」の事業計画を発表した。太陽光発電でつくった電力を大型蓄電池に蓄え、この電力で充電した電気バスを、2つの市営バス路線で運行する。
まずは2014年3月頃に通常の電力(系統電力)による電気バスの運行をスタートする。続いて同年10月頃に出力7.5MWのメガソーラーを稼働させ、太陽光発電でつくった電力による運行(系統電力との併用)を開始。2015年4月頃に定置用大型蓄電池システムが完成した時点で、主たる電力源を太陽光発電に移行させる計画。
東レグループ、三菱重工業などの民間事業者と協力して展開し、市は電気バスの運行を担当する。同市では、この「ゼロエミッション交通システム」を同市が目指す低炭素社会の好例と位置付け、電気バスの輸入拠点、組立拠点及び関連産業の誘致にも結び付けたいとしている。