交通・モビリティ

2010年06月29日

 

朝日新聞とパナソニック 低公害車による共同配送を開始

Keywords:  交通・モビリティ  企業(製造業)  企業(非製造業)  地球温暖化  省エネ 

 

朝日新聞社と総合電機大手のパナソニックは2010年4月19日より、空回送距離の短縮と低公害車の活用による環境負荷低減を目指して、共同輸送の運行を開始した。

この取り組みは、朝日新聞社が神奈川県の工場で印刷する朝刊を、静岡県内の新聞販売店に輸送した後、これまで帰りには空回送していたトラックをパナソニックが利用するというもの。同社が携帯電話を製造している静岡工場から、神奈川県や東京都へ修理品や部品の宅配荷物を輸送することによって、片道便であった新聞配送車両が往復便(ラウンド便)になる。

朝日新聞社は該当エリアでの新聞輸送に、2001年から中型CNG(圧縮天然ガス:Compressed Natural Gas)トラックを、さらに2007年からは使用済み食用油由来の燃料を使うバイオディーゼルトラックを使用している。

共同輸送による輸送効率向上と、従来発生していた空回送距離を年17,490km短縮することでCO2は年間51トンの削減となり、またCNGトラックとバイオディーゼルトラックを活用することにより、通常のディーゼルトラックと比較し、CO2は年間20トンの削減になる。2つの取り組みを合わせたCO2の削減は年間71トンとなる。

パナソニックとタカラトミー 次世代低公害車による共同輸送(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029685.html

新聞配送網を活用した低公害車による共同配送を実施
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/
jn100412-2/jn100412-2.html

登録日時:2010/06/29 06:00:15 AM

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