交通・モビリティ

2010年05月02日

 

名古屋の自転車道実験、自転車・歩行者には安全、運転者には影響なし

Keywords:  交通・モビリティ  地方自治体  政府 

 

JFS/Nagoya's Bicycle Lane Safe for Bicycles, Pedestrians, No Negative Impact on Drivers
Copyright 国交省中部地方整備局


国交省中部地方整備局は2010年1月27日、名古屋市で2009年10月26日から4週間にわたって行った車道の一部を自転車道とした社会実験の結果を発表した。自転車利用者の約90%、歩行者の約80%、ドライバーの70%が「今後も自転車走行空間の整備を進めた方が良い」と回答した。

歩行者と自転車が混在して危険を感じることが多い国道19 号桜通の約800メートルの区間は、2007年に自転車通行環境モデル地区に指定された。今回の実験は、このうちの320メートルで行われ、片側4車線ある車道のうち1車線を自転車走行帯として設定、ふだんは歩道を走る自転車を歩行者と分離して、自動車の交通量や、自動車運転者、自転車利用者、歩行者へのアンケートを実施した。

車線減少による自動車の交通量には大きな変化がなく、運転者の9割は「大きな影響は感じなかった」と回答。また、自転車利用者の85%が「走行しやすい」と答え、歩行者の約75%と自転車利用者の約90%が「安全性が向上した」と回答した。

同局では2010年度から同区間で自転車道を整備する予定。

安城市「エコサイクルシティ計画」車にかわって自転車を(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/028611.html
自転車道ネットワーク構築へ向けて モデル地区98箇所指定(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024773.html
桜通自転車道実験の社会実験結果
http://www.cbr.mlit.go.jp/kisya/2010/1315.html

登録日時:2010/05/02 06:00:15 AM

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