2010年03月11日
オムロンは、企業のエネルギー消費の改善余地を自動的に分析する「CO2見える化システムene-brain」を開発し、2010年1月より国内で販売を開始することを発表した。同システムは、2010年4月の改正省エネ法施行に伴う各種報告義務への対応をサポートし、企業に求められる「毎年1%のエネルギー低減(原単位)」活動に必要な情報を提供する。
従来、こうした分析作業は専門知識を有するコンサルタントが行っていたが、同システムを導入することで、企業自らが継続的なCO2削減活動に取り組むことを可能となる。同社によると、コンサルタントが200点の計測情報あたり約50時間要していた分析処理が10分程度でできるという。
また、半導体製品やフラットパネルディスプレイなどの製造現場では、エネルギー消費が多く計測数が膨大なため分析そのものが困難だったが、同システムの導入により、データを基にした継続的な運用改善や設備更新を行うことが可能となる。
「CO2見える化システムene-brain」の発売について
http://www.omron.co.jp/press/2009/12/c1210.html
登録日時:2010/03/11 06:00:15 AM