政策・制度・技術

2009年12月24日

 

旭化成ケミカルズ、ノンホスゲンのポリカーボネート樹脂製造のライセンス事業

Keywords:  環境技術  企業(製造業) 

 

JFS/Asahi Kasei Chemicals New Polycarbonate
Copyright 旭化成ケミカルズ株式会社

旭化成ケミカルズは毒性の強いホスゲンを原料としないノンホスゲンポリカーボネート樹脂の製造方法を独自に開発、2002年に合弁会社の旭美化成(台湾)において実証化を完了し、海外を中心に技術ライセンス事業を行っている。

同社のノンホスゲン法は、従来の一般のポリカーボネート樹脂の製造において問題のあった化学的有害物質や廃水を除去することに成功し、ホスゲンや塩化メチレンを全く使用していない。さらに、従来のホスゲン法に比べ、原料であるホスゲン等を製造する時に排出されるCO2を削減でき、さらに他工場から排出されるCO2を副原料として使用するため、CO2の排出量を年間80万トン削減できる(同社調べ)。

旭美化成により初めて商業化された、ノンホスゲンポリカーボネート樹脂「ワンダーライト®」は、光ディスク、電子・電気部品、精密機器部品、自動車部品、スポーツ用品、雑貨、衛生用品など幅広い用途に使用できる。

旭化成グループCSRレポート2009(11ページ):
ポリカーボネート樹脂の商業運転開始について
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2002/
ch020603.html

ワンダーライト®パンフレット
http://www.asahi-kasei.co.jp/akt/plastics/img/wonderlite.pdf

登録日時:2009/12/24 06:00:15 AM

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