2008年12月24日
Keywords: 交通・モビリティ 企業(非製造業) 再生可能エネルギー 地方自治体
兵庫県の加西市と小野市を結ぶ北条鉄道は2008年6月29日、廃食用油を精製したバイオディーゼル燃料(BDF)だけを使った車両の試験走行を行った。BDF100%で鉄道車両を走らせたのは全国初。
試験は、北条町駅(加西市)から粟生駅(小野市)まで13.6キロの行程を往復して行われた。営業運転終了後の午前0時から通常使用する軽油を、続いて1時20分からBDFを燃料にして列車を走行開始し、加速性能や燃費などを計測した結果、いずれの値も軽油とBDFに大差はなかった。また、排ガスはBDFの方がクリーンであった。今後はイベント列車などでBDF走行を実施する予定。
北条鉄道は加西市、兵庫県などが出資し、加西市長が社長を務める第三セクター方式の会社。本試験は加西市が2005年11月から進めるバイオマスタウン構想の一環である。
BDF100%使用「北条鉄道レールバス試験走行」
http://www.city.kasai.hyogo.jp/04sise/
11osir/news0806/news080629a.htm
加西市バイオマス事業
http://www.city.kasai.hyogo.jp/04sise/
11osir/osir0607/osir060702.htm
北条鉄道株式会社
http://www.hojorailway.jp/
登録日時: 2008/12/24 06:56:58 AM