2007年10月31日
Keywords: 省エネ 交通・モビリティ 企業(非製造業)
JR東日本は「環境負荷低減」をコンセプトにディーゼル発電機や蓄電池からの電力でモーターを駆動するディーゼルハイブリッドシステムを搭載した車両を開発し、2007年7月31日に小海線(山梨県小淵沢-長野県小諸)で世界初の営業運転を開始した。
新車両(キハE200形)は蓄電池の充電電力のみでモーターを回転して発車する。加速時にはディーゼルエンジンを起動し、発電機と蓄電池からの両方の電力でモーターを回転する。ブレーキ時にはエンジンを停止しモーターを発電機として利用しブレーキエネルギーを蓄電池に充電する。このように、エンジンを加速時のみ使用するため、停車時のアイドリングも不要となる。
キハE200形はハイブリッドシステムを採用することで、エンジンの動力を変速機を介して車輪を駆動する従来型気動車(キハ110系)に比較して燃料消費量を低減したほか、窒素酸化物と粒子状物質の排出量を約60%低減した。
http://www.jreast.co.jp/press/2007_1/20070704.pdf
http://www.jreast.co.jp/train/local/kiha_e200.html
JR東日本、世界初のハイブリッド鉄道車両を開発 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/278-j
JR東日本、営業車として世界初のハイブリッド鉄道車両を導入 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/1214-j
登録日時: 2007/10/31 12:10:44 PM
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