3R・廃棄物

2007年05月11日

 

残飯など肥料・飼料に有効にリサイクル 食品リサイクル法改正案、閣議決定

Keywords:  3R・廃棄物  政府  政策・制度  食糧 

 

日本政府は2007年3月2日、食品リサイクル法の一部を改正する法律案を閣議決定した。実施率目標達成割合が約13%と低い食品小売業や外食産業の食品リサイクルの取組みを、指導監督強化やシステムの円滑化により促進させるのが狙い。通常国会で可決されれば同年の6月までに施行される。

主な改正点は、「食品廃棄物などの発生量が年間100トン以上の食品関連事業者は毎年度、主務大臣に定期報告を行うこと」とした点、食品関連事業者が食品廃棄物を肥料として生成された農畜水産物を利用するというリサイクルループの完結した再生利用事業計画を作成し、主務大臣の認定を受けた場合は、食品循環資源の収集運搬の廃棄物処理法上の許可が不要となる点、食品廃棄物などの再生利用が困難な場合には熱回収を行うことができることとした点。

食品リサイクル法は、食品廃棄物を年間100トン以上出す製造、小売、飲食業者などに対し、2006年度までに排出量の20%を減らしたり肥料や飼料などにリサイクルしたりするよう義務付けるため2000年に制定された。



http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8097


http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=9232&hou_id=8097


登録日時: 2007/05/11 12:01:28 PM

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