エネルギー・地球温暖化

2007年01月29日

 

2005年度の電気事業からのCO2排出量、前年より3%増加

Keywords:  省エネ  企業(非製造業) 

 

電気事業連合会は、2006年9月22日の同会長定例記者会見の中で、電気事業における環境行動計画のフォローアップについて発表した。2005年度CO2排出量は3億7500万トンで前年度より3.0%アップ、CO2排出原単位(使用電力量1kWh当たりのCO2排出量)が0.425kgで、前年度の0.421より増加したことを明らかにした。

同原単位が増加したのは、原子力発電の設備利用率が向上し発電量が増加したものの、渇水によって水力の発電量が減少したことや、冬の記録的な寒さによる電力需要の増加分を主として火力発電で対応したことなどによるとしている。

電事連は、2010年度におけるCO2排出原単位を、1990年度実績から20%程度低減して0.34を目標としており、原発の設備利用率の向上、LNGコンバインド発電や高効率石炭火力の導入などに取り組んでいる。しかし見込んでいた原発の新設数が減ったこともあって、2010年度の見通しは0.36程度で大変厳しい状況にある。

目標達成に向けて電事連は、上記の取り組みに加えて海外でのバイオマス発電やメタン回収事業など京都メカニズムの推進に取り組んでおり、これらから取得できるCO2削減量も活用するとしている。




http://www.fepc.or.jp/


http://www.fepc.or.jp/about_us/pr/kaiken/__icsFiles/afieldfile/2008/08/21/200609.pdf


登録日時: 2007/01/29 09:35:26 AM

英語記事はこちら


 


 

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