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2006年07月06日

 

地球環境戦略研究機関、「2005年アジアの環境重大ニュース」を発行

Keywords:  その他  政府 

 

1998年に日本政府のイニシアティブによって設立された地球環境戦略研究機関(IGES)が、「2005年アジア環境重大ニュース」を発行した。IGESは人口増加や経済成長の著しいアジア太平洋地域における持続可能な開発の実現を目指し、実践的かつ革新的な戦略的政策研究を行う国際的研究機関として設立されたもので、このニュースは、アジア太平洋地域各国の環境専門家・国際機関及び研究機関が選定した自国の環境に関する重大トピックをとりまとめたもの。

98年から毎年発行されており、2005年版には新たにブータンや中央アジア地域を加え、過去最多となる21ヶ国118件のニュースを掲載した。扱うニュースの分野は、地球温暖化・大気・水環境、廃棄物・リサイクル、自然保護、各種施策・制度など多岐にわたる。

今年度版では、中国東北部松花江の河川汚染や、2004年のスマトラ沖地震・インド洋津波被害国の取り組みのほか、地球温暖化やバイオセーフティなどに関する最新情報を掲載。過去1年間のアジア各国の環境問題や政策の動向を概観できる情報として、行政関係及び環境関係のNGO、研究機関など、約500団体に配布されている。

「アジアに特化した環境に関する政策研究機関は、おそらくIGESだけ。本書では、日本で取り上げられていない貴重な情報も得られるので、研究や活動に役立ててほしい」と関係者。アジア各国が抱える問題解決の一翼を担う冊子として、今後も定期的に発行する予定。



http://www.iges.or.jp/jp/news/press/06_04_13.html




登録日時: 2006/07/06 10:53:02 PM

英語記事はこちら


 


 

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