エネルギー・地球温暖化

2006年06月30日

 

ヤマト運輸 冷凍・冷蔵品の鉄道輸送へ向けて専用コンテナを開発

Keywords:  省エネ  交通・モビリティ  企業(非製造業)  地球温暖化 

 

ヤマト運輸は冷凍、冷蔵輸送をトラック輸送から鉄道輸送にシフトしていく目的で、専用の冷凍・冷蔵コンテナを日本貨物鉄道(JR貨物)と共同開発し、2006年3月から東京-九州間の幹線輸送でテスト運用を開始した。

新しく開発されたコンテナは31フィートの大型コンテナ。1基で冷凍・冷蔵の二つの温度帯に対応でき、内部に設けられた可動式の間仕切りでスペースの加減ができる。また温度管理システムのほかGPS機能を搭載し、異常発生時にはリアルタイムで緊急対応が可能。

これまで冷凍・冷蔵品の幹線輸送は専用のコールドボックスを利用してトラック、鉄道に積み込むというやり方で行われていたが、この専用コンテナの導入で、一般配送で利用されている、配送品を積み込んだ台車をそのままトラックや鉄道に乗せるロール・ボックス・パレット(RBP)方式が可能になり積載効率が約30%向上する。

2006年4月の改正省エネルギー法施行により、メーカーなどの産業部門以外に物流を担う運輸部門も新たに規制の対象となり、メーカーおよび運輸関係各社の鉄道輸送活用に向けた動きが起きている。ヤマト運輸では今回の取り組みでCO2排出量を年間約850トン削減できるとみている。



http://www.yamato-hd.co.jp/news/h18_04_01news.html


http://www.kuronekoyamato.co.jp/kankyou/page/
05/2004/pdf/2004_12_gogo.pdf



登録日時: 2006/06/30 11:18:39 PM

英語記事はこちら

 

 


 

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