2006年04月23日
日本における自殺の死亡者数は年間3万人を超え、人口10万人当たりの自殺死亡者数(自殺死亡率)は先進国の中で最も高い。政府は自殺者を減らすことを緊急の課題として、2005年12月、総合的な対策案をとりまとめた。
総務省などによると、日本の自殺者の数は1997年までは年間2万5000人前後だったが、1998年に3万人を超え、以来その水準が続いている。自殺死亡率は世界で10位、先進国の中では1位。高齢者と並んで、50代の男性の自殺死亡率が高い。自殺の原因・動機では、健康問題が最も多く、ついで経済・生活問題、家庭問題となっている。
総合対策には、1)自殺の実態分析の推進や情報提供の拡充、2)相談体制の充実、3)雇用の創出や失業者への早期の再就職支援などが盛り込まれている。政府はこれらの対策により、2015年までの10年間で自殺者の数を約25%減らすことを目指している。
http://ikiru.ncnp.go.jp/ikiru-hp/measures/051226kaigi.html
http://ikiru.ncnp.go.jp/ikiru-hp/measures.html
登録日時: 2006/04/23 01:36:16 PM
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