2006年04月20日
神奈川県が参加している京浜臨海部DME普及モデル事業実行委員会は2005年11月29日、DME自動車としては世界で初めて、クレーン付DMEトラックの業務用の公道走行を開始した。
DME(ジメチルエーテル)は、ディーゼルエンジンに適したクリーン燃料であり、排気ガスに硫黄酸化物を含まず、PMとNOxを大幅に削減できる。軽油に比べ、燃焼時の二酸化炭素排出量も削減できる。1回の燃料充填で300km走行できる。
本事業は、車両の開発をDME自動車実用化研究開発グループが実施し、ステーションの設置および走行試験などを京浜臨海部DME普及モデル事業実行委員会が行ったもの。
このクレーン付DMEトラックは、JFEスチール東日本製鉄所の構内にて、鋼材搬送のロープを回収する作業車として実証試験走行を行っている。今後は走行範囲を広げ、公道走行によるDME自動車の実用性の実証と、DME自動車の実用化に必要な技術的な基準作りに必要なデータ採取を実施し、DME自動車の導入および実用化にむけての取組を推進していく。
http://www.jfe-holdings.co.jp/release/2005/11/051129.html
登録日時: 2006/04/20 11:20:10 AM
英語記事はこちら