政策・制度・技術

2006年03月30日

 

学校のエコ改修を通じて環境教育を エコフロー事業 

Keywords:  政策・制度  政府 

 

photo1303.jpg
改修後の校舎
Copyright 黒松内中学校

環境省は2005年8月、学校のエコ改修を、学校関係者、建築技術者、地域住民の環境教育の教材として利用する「エコフロー事業」の対象校10校を発表した。学校のエコ改修を通して、建築技術者の育成、教師や地域住民の環境知識の普及、児童の環境教育などを目的に、3ヵ年で推進され、今後の学校等改修のモデルとする。

本事業では、各自治体に、建築技術者への環境建築技術教育を目的とした「環境建築研究会」と、児童・地域住民への環境教育を目的とした「環境教育研究会」を設置。建築技術者、教師、NPO、大学などの研究者、地域住民などが参加し、当該学校の改修の基本構想案の作成や、環境教育プログラムの作成を行う。

本事業に先立ち、2004年度に都内の小学校で実施調査をおこなったところ、ワークショップや学校見学などを実施した「環境建築研究会」では、参加者に「仕事だけでなく自らの生活にも活用したい」など大きな意識変化が見られた。「環境教育研究会」でも、夏休みの宿題として作成した「すずしさ作り新聞」に保護者も興味を持ち、学校から家庭への波及効果が期待されるなどの効果が得られた。

本事業は、多くの関係者が共に「学ぶ」「考える」をキーワードとして、学んだ人たちがその知識を活かし、自らの生活の中でも環境に配慮した暮らし方を促進していくことで、地域全体で環境配慮社会が形成されることをめざしている。



http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6311


http://www.ecoflow.jp/blog/03/post_13.php
http://www.ecoflow.jp/
環境省、「学校校舎エコ改修と環境教育」事業を進める (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/796-j
環境省、学校エコ改修で専門技術者育成も (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/898-j


登録日時: 2006/03/30 09:12:23 PM

英語記事はこちら

English  

 


 

このページの先頭へ