2005年03月22日
Keywords: 3R・廃棄物 NGO・市民 交通・モビリティ 再生可能エネルギー 地方自治体 政府 政策・制度
農林水産省が2004年11月5日に発表した2004年度バイオマス利活用優良事例の表彰で、京都市のバイオディーゼル燃料化事業が農林水産大臣賞を受賞した。
同事業は、同市が循環型社会と地球温暖化防止の一環として、1997年から取組んできたもので、市内に設けた825拠点(2003年)で回収した使用済み天ぷら油を民間事業者がバイオディーゼル燃料に再生し、ゴミ収集車等の燃料として利用している。
同市は、さらに円滑な利活用を図るため、バイオディーゼル燃料の品質規格を独自に策定し、この規格を満たす国内最大級の廃食油燃料化施設を建設し、2004年6月から稼働させた。1年に家庭から13万リットル、事業系から137万リットルの廃食油を回収し、精製した150万リットルのバイオディーゼル油は、ゴミ収集車全車215台と市バス81台の燃料とする。(市バスでは軽油に20%混合)
京都市民との連携を発展させた、安定的バイオマス利活用システムであるが、さらに市民に親しまれるよう「みやこ・めぐるオイル」という愛称を付け、普及啓発に取組んでいる。
http://www.city.kyoto.jp/koho/news/news/2004/cw040602-02.html
農林水産省、バイオマス利活用で京都市とソニーを表彰 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/906-j
登録日時: 2005/03/22 02:03:21 PM
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