生物多様性・食糧・水

2005年01月10日

 

琵琶湖の”いのち”を守るプロジェクト始動

Keywords:    NGO・市民  企業(製造業)  生態系・生物多様性 

 

世界自然保護基金(WWF)ジャパンとブリヂストンは2004年9月21日、共同で「WWF・ブリヂストン びわ湖生命(いのち)の水プロジェクト」を開始すると発表した。地域社会、NGO、および地域行政と連携して、琵琶湖の淡水生態系調査を進め、環境保全に取り組む。

400万年以上の歴史を持つ世界有数の古代湖である琵琶湖では、近年、ビワコオオナマズなどの固有の魚種や、在来の魚種が急速に姿を消しつつある。また、琵琶湖の総漁獲量も、過去50年の間に激減した。一因として、水の汚れや、開発による土の水路やヨシ原といった魚たちの住みかの激減、外来魚の増加などがあげられる。

今回のプロジェクトによって、琵琶湖周辺でのフィールド活動を本格的に始動させる。ブリヂストンが3600万円の資金を提供、同社彦根工場の社員や家族も、自然調査などに参加する。

プロジェクトの期間は2004年度から2006年度の3年間。自然調査マニュアルや専門ウェブサイトの作成、自然観察会や各種セミナー、シンポジウムの開催を通じて、外来種を含む琵琶湖に棲む「いきもの」データマップの作成を行い、将来の水環境保全計画立案の基礎作りを目指す。



http://www.bridgestone.co.jp/news/c_040921.html




登録日時: 2005/01/10 10:54:34 AM

英語記事はこちら


 


 

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