政策・制度・技術

2004年10月21日

 

森林は「緑の社会資本」:森林整備保全事業計画策定

Keywords:  政策・制度  地球温暖化  政府  生態系・生物多様性 

 

2004年6月8日、農林水産省が策定した森林整備保全事業計画が閣議決定された。本計画は「森林整備事業」と「治山事業」の二つの公共事業を統合・一本化し、今後5年間で取り組む事業の目標や成果などを明らかにしたものである。

森林は、国民生活や国民経済の安定に不可欠な「緑の社会資本」と位置づけ、森林の整備保全を図って行く必要性を明らかにした。「安心」「共生」「循環」「活力」の四つの視点から具体的な目標を示している。

目標と主な成果指標として、8項目を挙げている。例えば、
・手入れの行き届いた健全な森林の割合を増やす:50%→66%
・森林植栽を針広混交林など多様な森林にする:31%→35%
・資源として活用できる森林の量:1億2千万立方メートル増加
・森林の成長量の5割以上を利用する森林資源を活かした流域: 約10流域を倍増

また、森林業に関する施策の充実および官民一体となった取り組みにより、森林経営による二酸化炭素吸収量3.9%(1300万炭素トン)の確保を目指す。



http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h16-6gatu/0608sinrinkeikaku.htm




登録日時: 2004/10/21 09:39:17 AM

英語記事はこちら


 


 

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