エネルギー・地球温暖化

2004年07月20日

 

葛巻小学校、家庭と地域と連携した省エネ活動の試み

Keywords:  省エネ  NGO・市民  地方自治体  教育 

 

岩手県葛巻町(くずまきまち)の葛巻小学校は、3年間にわたって、家庭や地域をまきこんでの省エネ活動を展開している。

同町は日本の北東部に位置する人口9000人ほどの農山村で、町の86%を森林が占めており、酪農と林業が主幹産業。ここ数年「自然と人間の共生」をテーマとしたまちづくりを進め、地域の特性を生かしたクリーンエネルギーの推進に取り組んでいる。風力、太陽光、バイオマス資源を活用した発電施設を建設、町の施設に木質ペレットボイラーを導入するなど自然エネルギーの利用をさまざまな形で進めている。

葛巻小学校はこういう地域の特色を生かした省エネ活動に取り組んできた。地域のクリーンエネルギー資源を教材として利用。また省エネナビ(エネルギー消費計測器)を使って学校の電力使用量を調査、節電運動を展開。校内の一角には省エネ教材等を展示した省エネコーナーも設けてある。また、各家庭にも省エネナビ(エネルギー消費計測器)を取り付けてもらうよう協力を呼びかけ、省エネ活動を家庭でも展開している。

6年生は節電チャレンジャー集団「エコッテルくずまき」を結成して、他校に地球温暖化問題の解説や自分たちの取り組みの紹介をしている。こうした同小学校の家庭、地域と連携した省エネ活動への取り組みは、町全体の省エネ意識を高めている。







登録日時: 2004/07/20 12:27:21 PM

英語記事はこちら


 


 

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