政策・制度・技術

2004年02月29日

 

くらしの中の化学物質の危険度判定ソフトウェアを開発

Keywords:  政策・制度  化学物質  大学・研究機関  政府 

 

産業技術総合研究所化学物質リスク管理センター(独立行政法人)は、日常生活で浴びたり摂取する可能性のある化学物質の人体への健康リスク評価ツールを開発した。リスク評価の専門家以外の人も容易に使用できることが特徴。

このソフトウェアは「Risk Learning」といい、化学物質(PRTR法対象354物質のうち、76物質)、汚染媒体(屋内外空気、表層水等11媒体)、濃度、暴露シナリオ(33の暴露の道筋)、暴露対象者(平均的日本人男性/女性)を選択することにより、汚染媒体と暴露の道筋の多様な組合せの中から暴露とリスクを推計できる。

たとえば、「表層水を利用している水道水をシャワーとして浴びた際に、浴室内に蒸発したクロロホルムを吸入することにより、平均的な日本人男性が被るリスクは?」など、生活状況にあわせた推計ができる。

ソフトは無料で同センターのホームページから提供している(日本語のみ)。



http://www.aist-riss.jp/projects/RL/




登録日時: 2004/02/29 10:20:37 PM

英語記事はこちら


 


 

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