生物多様性・食糧・水

2004年01月17日

 

日本の代表河川の「フレッシュ度」を発表

Keywords:    政府  生態系・生物多様性 

 

国土交通省の河川局は、2003年11月7日、河川水の再利用の度合いを表す「フレッシュ度」を新たに定義し、いくつかの仮定のもとに全国の15の河川における代表地点での試算結果を発表した。

「フレッシュ度」は(1-上流での既使用水量/河川流量)×100%で計算される。既使用水量とは、生活排水、下水処理場等排水、工場排水及び畜産排水の量。農業用水に由来する排水については、河川に対する負荷の程度が現段階では不明であるため、今回は算入していない。

フレッシュ度が高いほど、上流において利用された水量が少ないことを表す。上流域における水質浄化の取り組みを反映するものではないが、「フレッシュ度」が高いほど水質事故等のリスクは一般的には低くなるものと考えられ、同省では河川水のリスク管理の観点から、有効な指標となり得ると考えている。

結果の例を挙げると、北陸の阿賀野川のフレッシュ度は99.1%、北海道の豊平川は98.7%。一方、関東の多摩川は27.1%、近畿の淀川では58.7%。都市化の進んだ地域の河川において、指数が低くなる傾向が見られた。



http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha03/05/051107_.html




登録日時: 2004/01/17 06:13:39 PM

英語記事はこちら


 


 

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