2004年01月04日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス NGO・市民 企業(製造業) 企業(非製造業) 地方自治体 政府 政策・制度
2003年12月11-12日、東京で「グリーン購入国際シンポジウム-グリーン購入が世界を変える!欧米アジアの大きな潮流」が開催され、多くの参加者を集め、グリーン購入への関心の高さを印象づけた。
1日目は、経済産業大臣政務官や環境大臣政務官の挨拶のあと、経済同友会代表幹事で日本アイ・ビー・エム会長の北城恪太郎氏が基調講演『国際化と環境経営-グリーン市場のさらなる拡大に向けて-』をおこない、欧州委員会の代表者が『EUにおけるグリーン公共調達』について講演。その後、北米、ヨーロッパ、アジア、日本から、自治体やNGO、企業等の事例発表があった。
2日目は、「サプライチェーンのグリーン化-世界の流れとアジアの展望」をテーマに、グリーン購入国際ワークショップを開催。各地の事例発表とパネルディスカションを通して、売り手と買い手の立場からグリーン購入を捉え、アジア地域のグリーン購入の進め方を考えた。
日本でも2000年にグリーン購入法が施行され、企業でも今後の競争力の源泉のひとつとしてグリーン調達の取り組みが進んでいるが、取り組みの進んでいるヨーロッパ等の事例にも学びつつ、サプライチェーンを通してアジアにもグリーン購入のうねりを広げていこうという国際シンポジウムの開催は今回がはじめて。
2004年10月6-7日には、仙台市で「第1回グリーン購入世界会議」が開催される予定で、さらに日本や世界での、グリーン購入を通じて持続可能な社会への移行をうながす大きなきっかけとなることが期待されている。
登録日時: 2004/01/04 09:23:42 AM
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