政策・制度・技術

2003年12月24日

 

専門家から子どもまで、生物分類技能検定

Keywords:  政策・制度  NGO・市民  大学・研究機関  生態系・生物多様性 

 

人間社会と自然との共存関係をいかに保っていくのかを、科学的・政策的に研究する機関として設立された自然環境研究センター(JWRC)は、1999年より毎年1回(4級のみ2回)、生物分類技能検定を実施している。これは、野生生物に関心のある人々を対象にした、正しい分類の知識向上を図るための資格試験である。

生物分類技能検定は、子どもから専門家まで幅広く受けることができ、受験者のニーズに合わせた級が設置されている。生物に関心や興味をもつ人を対象にした3・4級と、生物調査の専門家を対象にした2級、さらなるプロフェッショナルを認定する1級が設けられている。試験形式は、2・3・4級がマークシートと一部記述であり、1級では論文試験と口頭試験が行われる。

検定試験に合格し、現在その資格を生かして環境調査を手がけている人が多く存在する。特に1・2級は、アセスメント会社で環境調査に携わる人、フリーで野生生物の調査を行う人などを評価する手段として扱われることが多い。

JWRCは、野生生物調査に関わる生物技術者の育成を図ることにより、環境調査の精度向上に貢献したいと考えている。




登録日時: 2003/12/24 11:16:41 AM

英語記事はこちら


 


 

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