交通・モビリティ

2003年11月04日

 

使用済み天ぷら油をバイオディーゼル燃料に

Keywords:  交通・モビリティ  3R・廃棄物  NGO・市民  企業(製造業)  再生可能エネルギー 

 

NPO法人の資源循環型社会推進機構(RCS)は、京都市の家庭や飲食店から排出される使用済み天ぷら油を回収し、環境にやさしいクリーンなバイオディーゼル燃料へと再生している。

現在、日本全国の家庭や飲食店から排出される廃食用油の量は年間で約40万トン。業務部門からの廃食油は飼料・塗料・石鹸などへリサイクルされているが、家庭から出される廃食油は、生ごみとして処理され、回収やリサイクルはほとんどされていない。

回収された廃食用油はRCSの法人会員である株式会社レボインターナショナルによってバイオディーゼル燃料「C-FUEL(シーフューエル)」に生まれ変わる。バイオディーゼルは、普通の軽油と比べて排出される二酸化炭素が約10%少なく、黒煙の量も約1/3-1/6ほど。酸性雨の原因となる硫黄酸化物もほとんど含まれていない環境にやさしい再生資源クリーン燃料であり、従来の軽油に変わる次世代の軽油代替燃料と注目されている。

再生された「C-FUEL」は京都市ではゴミ収集車全車両約220台、市バスの一部約80台を始め、箕面市・宇治市・八幡市他各行政、各運送業者に供給されている。



http://www.e-revo.jp/




登録日時: 2003/11/04 06:48:36 AM

英語記事はこちら

 

 


 

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