政策・制度・技術

2003年09月27日

 

日本製紙、2008年までにすべての国内外の自社林で森林認証へ

Keywords:  政策・制度  企業(製造業)  生態系・生物多様性 

 

日本製紙は、「森林認証制度」の活用を含む行動指針を策定した。2008年までにすべての国内外の自社林において森林認証を取得することをめざす。

これまで、適切に管理されている森林からの原料調達のほか、自ら持続可能な森林資源を造成する海外植林を推進してきたが、近年、世界各国・地域で、「持続可能な森林経営」が適切に行われているか否かを第三者機関が評価する「森林認証制度」が創設・運用されるようになってきたため、「森林認証」を基軸とした行動指針を打ち出すことにした。

森林認証については、日本ではFSC(森林管理協議会)がよく知られているが、同社では、各地で最もふさわしいと考えられる制度を採用し、森林認証を取得していく考え。国内社有林については、2003年6月3日に発足した「緑の循環」認証会議(SGEC:Sustainable Green Ecosystem Council)の取得を検討中。

今後は、自社林の森林認証取得を進めるとともに、原料調達においても森林認証をひとつの基軸とし、2008年までに、輸入広葉樹チップの全量を「森林認証取得森林」または「植林地」から生産されたチップにしていく。




登録日時: 2003/09/27 11:51:50 AM

英語記事はこちら


 


 

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