政策・制度・技術

2003年06月27日

 

林野庁、CDM植林ヘルプデスクを設置

Keywords:  政策・制度  地球温暖化  政府  生態系・生物多様性 

 

林野庁では、京都メカニズムとしての植林事業参加希望者を対象に、相談、要望、疑問に対応する「CDM植林ヘルプデスク」を設置した。

1997年12月のCOP3(気候変動枠組み条約第3回締約国会議)で、温室効果ガス排出削減目標を達成するためのひとつの手段として規定された京都メカニズムには、
(1) クリーン開発メカニズム(CDM)(途上国と先進国が共同で温暖化対策に取り組む仕組み)、
(2) 共同実施(JI)(先進国どうしで共同で温暖化対策に取り組む仕組み)、
(3) 排出権取引(先進国間でクレジットを売買する仕組み)の3つがある。

(1)(2)については、温暖化ガスの排出の削減を行う場合と、その吸収量を増加させる場合がある。吸収量を増加させるCDM(吸収源CDM)については、2001年11月のCOP7において、新規植林・再植林が対象となることが決定した。  

新規植林あるいは再植林としてのCDM(CDM植林)の実施ルールは、2003年12月に開催予定のCOP9で決定される予定。CDM植林の実施を希望する事業者の事前準備に対応するために、「CDM植林ヘルプデスク」を設置するもの。植林に関係するCDMについて、具体的事業に関する相談受付、ルールに関する情報提供をおこなう。



http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h15-4gatu/0401kyoto.htm




登録日時: 2003/06/27 09:36:54 AM

英語記事はこちら


 


 

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