2003年06月12日
政府は2003年4月1日「自然再生基本方針」を閣議決定し、同年1月1日より施行されている自然再生推進法の本格運用が始まった。自然再生推進法は、過去に損なわれた自然環境を取り戻すことを目的として2002年12月に成立した。
この基本方針は、自然再生事業の具体的な考え方や手順を定めたもので、自然再生を進める上でのポイントは以下の3点。
1)地域に固有の生物多様性を確保すること
2)関係行政機関、地方自治体はもとより、地域住民、NPO、専門家など地域の多様な主体が参加・連携すること
3)事前の調査から進展段階においても、科学的知見に基づいて順応的に取り組むこと
さらに、自然再生推進事業を行う際には、全体構想とそれに基づいた実施計画を作成して公開すること、また対象区域における自然環境学習を推進する場合の留意事項などが盛り込まれている。この方針は今後概ね5年ごとに見直しが行われる。
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=4033
登録日時: 2003/06/12 09:52:27 AM
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