エコ・ソーシャルビジネス

2003年02月10日

 

軽乗用車初の燃料電池車、公道走行試験開始へ

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  交通・モビリティ  企業(製造業)  再生可能エネルギー  地球温暖化  政府 

 

ダイハツ工業(株)は2003年1月15日、高圧水素方式の燃料電池ハイブリッドシステムを搭載した軽乗用車「ムーヴFCV-K-2」に対する国土交通省の大臣認定を取得した。初めての軽自動車の燃料電池車の取得となる。

搭載のシステムはトヨタ自動車との共同開発によるもので、今後も燃料電池車の普及に向け、共同での技術開発を継続する。

ムーヴFCV-K-2は、4人乗りで、最高速度は105km/h。一回の充填で120キロを走る。使用している燃料電池は、固体高分子形の「トヨタFCスタック」である。ダイハツのこれまでのハイブリッド技術を応用したニッケル水素2次電池との組み合わせによるシリーズハイブリッド構成により、燃料電池をより効率よく作動させる。加えて制動時の回生エネルギーの活用によりシステムの高効率化を実現している。

同社は、燃料電池自動車の開発を1972年に開始、1996年から本格的に取り組み始めた。今回2台が公道走行に必要な大臣認定を取得したので、当初は関西圏より公道走行試験を開始。都市内コミュータとしての使用を想定した各種走行データを収集し、実用化に向けた開発をさらに進展させる計画である。



http://www.daihatsu.co.jp/wn/030115-1f.htm




登録日時: 2003/02/10 11:14:36 AM

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